illustratorのパスファインダーの機能を利用すると複数の形状のオブジェクトから合体させたり型抜きを行ったりすることで自由に複雑な形状を作っていくことができます。しかし複数のオブジェクトのパスを合体させたり型抜きで利用するために、余分なパスが残ってしまったり削除したい領域が意図せず残ってしまったりする時があります。

パスファインダーにはオプションの設定が用意されていて、余分なパスの頂点を除去したり色のないパスを削除することができます。

このページではパスファインダー機能のオプションメニューでできることと、やっておいた方が良い設定についてご紹介しています。

パスファインダーオプションのおすすめ設定

パスファインダーで合体や型抜きの処理を行うのであれば、オプションの設定内容についても今一度見直しておくことをおすすめしたいです。

余分なポイントが残ってしまったり、削除してよいはずの領域ができてしまったりと、その後の処理を考えると意外と面倒な部分を、パスファインダーの設定で防止することができます。

パスファインダーのオプション内容

パスファインダーに用意されているオプションの内容には以下のようなものがあります。

パスファインダーのオプションはパスファインダーパネル内にあるパネルオプションメニューボタンを押してから、「パスファインダーオプション」の項目をクリックすると表示できます。
  • 精度:値が小さいほどより正確に細かく合成してくれる。細かい毛とかギザギザがある場合には精度の値を下げてより細かい領域まで反映されるようにする。
  • 余分なポイントを削除:パスファインダーの機能でオブジェクト同士を合体させると、もともとあったパスの頂点が同じパスや線の上であっても余分に残ってしまう。同一線状の頂点を自動で削除していくれるというオプション。
  • 塗りのないアートワークの削除:「分割及びアウトライン時に塗りのないアートワークを削除」という長いオプション名。チェックをつけると塗りのないオブジェクトを削除してくれる。

各オプションについてみていきましょう。

精度

値を小さくすればするほど、その小さな値に基づいてパスファインダーが適用されるため、精度が高くなります。とはいっても髪の毛や輪郭の微妙なギザギザなどのかなり細かい領域がある場合の設定なので、単純な円や四角の場合には精度を変えても大きな変化はないです。

細かい領域がある場合には精度の項目を調整して正確に合成できるようにしてみましょう。

余分なポイントを削除

余分なポイントを削除のオプションにはチェックを入れておくことをおすすめしたいです。

というのもパスファインダーで合成を行うと、各オブジェクトが持っていたパスの頂点のポイントがそのまま残ってしまうので、見た目的には1つにまとまっているようであっても実際には無駄なパスが大量に残ってしまっています。

その後パスの頂点をダイレクト選択ツールで選択して変形しようとしたときに、余分なポイントのせいで正しい変形ができずパスの除去に余分な時間を使うことになりますので、オプションから自動で削除してもらうようにしましょう。

塗りのないアートワークを削除

複数のオブジェクトを組み合わせて分割の処理を行った場合などに、重ね方によってはもともと何もなかったはずの領域に、色の付いていない無駄なオブジェクトが出来上がってしまう時があります。

マウスで範囲選択をして色の付いていない余分なオブジェクトを探して1つずつ削除していった経験がある方は少なくないのではないでしょうか?

この「分割およびアウトライン時に塗りのないアートワークを削除」にチェックを入れておくと、色の付いていない余分なオブジェクトをデフォルトで削除できます。

空白に見えているはずの領域に無駄にパスやオブジェクトが残っていないかどうかを探す手間がだいぶ軽減されるので、このオプションもおすすめです。

まとめ

パスファインダーのオプション設定の項目にはまさしく痒いところに手が届くような設定が用意されています。

特に2つめと3つめの余分なパスの頂点やオブジェクトを自動で消してくれるというオプションは、目で見てもデザイナーが見落としてしまいがちなポイントなので、自動である程度削除してくれる機能は実際にかなり役にたちます。

余分に残っているパスとかオブジェクトを探して消さなくてはいけなくなってしまった経験はきっとみなさんあるはずなので、illustratorにそもそも余分な部分を作らせない設定に最初からしておくことで、無駄な領域を削除するというまさしく無駄な作業を、少しでも軽減させましょう。

カテゴリー: 図形の操作

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