印刷する用紙よりももっと大きなサイズでアートボードを作成していた場合には、特定の範囲を選択して印刷したり分割したり、用紙にぴったり収まるようにサイズを調整したりと、印刷用紙とのバランスを考えてサイズや範囲を調整する必要が出てきます。

印刷の段階では色々な選択肢が出てきますが、このページでは特に特定の一部分だけを範囲選択して印刷する方法についてご紹介しています。複数ページのアートボードで1ページだけ印刷したいなどの場合にも使えるテクニックです。

プリントする範囲を選択・移動する

Adobe Illustratorで作成していたデザインが必ずしも用紙のサイズとピッタリではないというケースも多いかと思います。ひとまずのサイズでアートボードを作成しておいて、後からサイズを調整しようといったケースも実際にしばしばあることです。アバウトなサイズ設定が現実に可能なのも、サイズ調整で劣化しないベクターデータを扱うIllustratorならではかもしれませんね。

プリントする範囲と用紙のサイズが異なる場合に、印刷範囲の選択や移動を行って分割して印刷する方法についてご紹介しています。

印刷する範囲を表示する

まずは印刷する範囲がどのくらいのサイズで、アートボードとどのくらい異なるのかを確認しておきましょう。

「表示>プリント分割」を押すと、アートボード上に印刷範囲を示す点線が表示されます。

この点線が印刷用紙のサイズを示している範囲で、印刷用紙のサイズは「ファイル>プリント」から表示される「プリント」ダイアログ内で設定できます。

用紙用紙のサイズを確認&変更する

「プリント」ダイアログ内で印刷用紙のサイズを確認しておきましょう。

「用紙サイズ」の項目から自由に印刷用紙のサイズを指定できます。

ここで指定する用紙のサイズが、そのままアートボード上で表示される点線の範囲になります。

プリント分割ツールを使う

illustratorでは印刷する範囲や位置を微調整するためのツールとして「プリント分割ツール」という専用のツールが用意されています。

使っているillustratorのバージョンによってもツールパネル内での表示位置が異なるので、「プリント分割ツール」なんて無いぞという方もおられるはず。以下の手順を参考にしてください。

  • CC2019ではツールパネル下部の「ツールバーを編集」の「・・・」をクリック
  • 「プリント分割ツール」を見つける
  • ツールパネルのお好みの位置に「プリント分割ツール」をドラッグして入れこむ

この手順でプリント分割ツールをツールパネルに入れて利用できるようになります。探しても無いぞという方は是非お試しください。

プリントする範囲と場所の指定

プリント分割ツールを利用出来たら、このツールを使って印刷範囲の点線を移動させます。

プリント分割ツールを利用している状態でアートボード内をクリックすると、点線で囲まれた範囲が変更されて印刷する範囲を指定することが出来ます。

2ページにまたがるデザインを作成した場合などで、片側の1ページだけをテストで印刷したいといった場合に、個別に印刷してテストすることが出来ます。

いざ印刷

範囲の指定が出来たら「ファイル>プリント」から「プリント」ダイアログに戻り、「プリント」から印刷が出来ます。

プリンターの細かい指定や、サイズの微調整なども出来ますので、必要な調整を行いましょう。

一部分だけ印刷するときは範囲を指定して印刷する

アートボード全体ではなくて、特定の一部分だけを範囲指定して印刷したいというケースは実際に良くあります。

本番の印刷前に実際に紙に印刷テストを行ってみたい場合や、複数ページのパンフレットや冊子を作成していて片側のページだけをテスト印刷したいといった場合などにも、このプリント分割の機能がとても役にたちます。

部分ごとに確認してOKであれば、いざ本番の印刷にというフローを作れるので、全体の作業としてもとても効率的ですね。

プリント分割の機能はツールパネルにも標準で出ていないので少し分かりづらい機能ですが、使うのはとても簡単で印刷物を扱う人にとっては超便利な機能なので、是非とも使い方を習得して起きましょう。


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